ナマコはたくさんいますか

サイパン・グアム方面には大型の「バイカナマコ」や「シカクナマコ」などが多数生息しています。
季節・時間・場所はあまり関係なく生息しているようです。
でも、ナマコは思われてるほどウジャウジャとはいませんよ、黒いものや白い手のひらくらいに縮んだのがポツンポツンといる程度です。ただ、海底を見るとわかりますが、段差がある所があり、そこにはナマコが整列してます。

 ナマコが気になる方はブーツやグローブを着用して、潮通しの良いマニャガハ島で遊んでください!

ただ、ナマコは、ウニやヒトデなどと同じ棘皮動物です。管足という吸盤のついた足で岩などに付いたり移動したりします。また円筒形の体の前面に口があり、口の周囲には先端が細かく枝分かれした触手が20本ほど並んでいます、その触手を用いて海底の砂や泥を口に入れ、長い消化管(S字状で体内全体にあります)を通って、体の後端の肛門へと続いて砂泥中に含まれる有機物(人にとって有害なものも)だけが消化され、食べかすは肛門から押し出されます。これは海の浄化にも大変に役立っているのですよ。

海底を這って歩く、その姿を想像しただけでも気持ち悪い、という人もいるかも知れませんが、姿形のわりには大変美味しく、コリコリとした歯触りは酒の肴に最適です。とくにナマコの腸を塩漬けにした“このわた”や卵巣を干した“くちこ”は能登の名産として知られています。

バイカナマコもなかなかの珍味ですよ。ただし、食べ方は酢の物にするマナマコの場合とかなり異なり、まずナイフなどで表面の突起を全部削り取ってしまいます。するとマクワウリをむいたような真っ白な塊になるので、これを薄く切って酢じょうゆかワサビじょうゆで食べます。「これがナマコ?」と想像も出来ないほどシコシコとした食感で美味いですよ!


シカクナマコ


トラフナマコ


バイカナマコ