北マリアナ連邦
サイパン島の大きさは、伊豆大島の2倍位で、リゾートアイランドとして多くの観光客が訪れています。近年はロタの開発も進んでおり、リゾートホテルが数件出来上がって来ました。また、テニアンにもカジノホテル(ダイナスティ ホテル&カジノ)がオープンしています。

旅行のためには基本情報をチェックしてから準備されると便利です



マリアナ諸島のうち、サイパン島ロタ島テニアン島など、南端のグアム島を除く14の島から構成されています。日本から見れば、小笠原諸島の南側に続く島々です。

首都はサイパン島のキャピタルヒル。大統領制で二院制議会。チャモロ人・カロリニアン人のカトリック信徒が多く。観光客の殆ど(7割以上)は日本人で占められています。

しばしば、北マリアナ諸島連邦と日本語訳されていますが、北マリアナ諸島は連邦制をとっておらず、また、アメリカ合衆国と連邦の関係にあるわけでもないので完全に誤訳であるという見方もあります。とはいえ、旅行者がサイパンの空港で入国の際提出する税関申告書の日本語版には「北マリアナ連邦へようこそ」と書かれていることから、北マリアナ政府の日本語での自称は北マリアナ連邦と解釈されています。


そもそも、なぜこのようなややこしい事になったのか。
これは、アメリカの植民地支配のあり方に起因するようなのですね

アメリカは植民地を直接支配するよりも、独立した国家を間接的に支配することを好んでいました。建国の成り立ちからして、アメリカには他国の領土を支配するという考えに反対する人々が多いのです。しかし、帝国主義の時代の波に乗り遅れるわけにも行かないため、次のような手法で支配をおこなうようになりました。
中米では米西戦争の勝利によって、スペインの影響下にあった国々を独立させ、政治・経済的に影響下に置いたのです。これは直接には植民地としていないのですが、常に「経済植民地」とでもいえる状態に置く事により、各国に共産主義勢力などアメリカにとって都合の悪い勢力が台頭すると、排除するために軍を送るなど、その国の主権を無視した内政干渉をおこなってきました。この体制は、中米において現在も変わっていません。
フィリピンは第二次世界大戦後に独立しています。また、戦後に日本から獲得した南洋諸島も北マリアナ諸島を除いて独立しました。なお、中米のプエルトリコは、自治領として間接統治しています。
そして、アメリカはこれらの国々に軍を駐留させたり、経済の力で政治的な影響力を保持しています。

さて、北マリアナですが、アメリカからの独立の勧告を無視し(住民投票の結果ではアメリカへの併合を望んでいるようです)「アメリカからの援助金を貰い受ける」という実利を取って現在でも、アメリカの自治領として治下にとどまっています。

参考資料(アメリカの行政区画)
・51州(ニューヨーク、アラスカ、ハワイ、カリフォルニア、ネバダ、他など)
・直轄領: ワシントンD.C.
・準州: 米領ヴァージン諸島 | 米領サモア | グアム
・自治領: 北マリアナ諸島 | プエルトリコ


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